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OWLSIGHT導入しました [嫁の記録]

今日は、おかあさんのお部屋に設置して頂いた、
離床を知らせるセンサー(実際はそれ以上のシステムですが)
について書いてみたいと思います。

前回の日記に書いたように、
室内で手すりがあれば何とか歩けるようになったおかあさんですが、
やはり見守りや多少の介助が必要、ということで、
おかあさんがベッドから立ち上がる時に、介護者に知らせが入って
駆けつけられる、というシステムを探していました。

調べてみると、ベッド脇に人感センサーをつけるタイプ、
ベッド脇の床に、踏むと感知するマットを敷くタイプ、
ベッド上の圧力を感知するマットを敷くタイプ等があるようです。

ただ、実際に介護施設で働いている知り合いに聞くと、
意外と誤作動も多いとのこと。

そこで、もう少し正確に本人の状態がわかるようなものがないかしら?
とネットで探している時に見つけたのが、
イデアクエスト社のOWLSIGHT(アウルサイト)というシステムでした。

詳しいことは、上のリンクを見て頂ければと思いますが、ざっくり言うと、
目には見えない無害の赤外線のレーザーを何本もベッド上に照射して、
寝ている人の身体の輪郭をドットの図で表示、
安全な状態か、起き上がったか、離床したか、という状態を
AIが判断して、介護者のスマホに知らせる、というシステムです。

なんか、すごそう!賢そう!と、
割とオタクっぽい嫁はテンション上がって、
ダンナさんに、「こんなのありますよ!」とサイトを見せると、
ダンナさんも興味を持った様子、

おかあさんの退院の日も近づいていたので、
すぐに会社に連絡して、数日後、
ダンナさんと二人で実物が置いてある会社を訪ねました。

会社では、社長さんと社員の方数名で迎えて下さり、
機器が設置してあるモデルルーム?で、
実際にどんな風にシステムが稼働するのか、
実演して頂きました。(技術の方が実際にベッドに寝て実演!)

すると、ちょっともぞもぞ動いたり、腕や足を上げたぐらいでは
アラームが鳴らないのですが、
上半身を起こしたり、立ち上がろうとしたりすると、
wifiを通じて、介護者が持つスマホのアラームが鳴って、
「要確認」とか「離床」といった表示が出ます。

そして、それらのデータは、3ヶ月分記録されて、
いつでもスマホで見ることができるので、
本人の状態や動きの傾向など、後から検証することができます。

また、今の私達にはまだ必要ないのですが、
寝たきりになったような方の場合、呼吸が止まっているかどうか、
微細な動きも感知して、動きが止まっていると知らせてくれる機能もあります。

実演を見てすっかりうれしくなった私達は、
(介護なのにワクワクしている私達って・・・でも楽しい方がいいや)
その場ですぐに設置の注文をしました。

ちなみに、これまでのOWLSIGHT設置例は、
介護施設や病院が中心で、在宅用は私達が初めてだそうです。
(おぉ!ますますワクワクですよ、ダンナさん!)

ただその時既に、おかあさんの退院予定日が、
2週間後と迫っていたため(病院は、できるだけ早く退院してほしいようでした)、
イデアクエストの方には、かなり急いで設置して頂きました。

設置の翌日、おかあさんが退院して来て、早速使い始めましたが、
最初のうちは、AIの判断とおかあさんの実際の動きが合わず、
誤作動が多かったです。

というのは、おかあさんは90歳という高齢で、
呼吸がとても浅くて細かいのと、
横向き姿勢で寝ることが多いため、
さすがのAIもその動きを感知できず、
さかんに「未検知」(死んでるかも!?)というアラームを出したり、
逆に、おかあさんにとっては普通の動きなのに、
「非安静」(苦しかったり痛かったりしているかも)のアラームを出したり、
ということがありました。

それで、会社に連絡して数値を調整して頂いたり、
機器の交換をして頂いたり、ということがありましたが、
数日後には良い具合に調節されて、
おかあさんの様子と大体連動するようになりました。
私達も次第に、どんな時にアラームが出るのかがわかるようになり、
本当に便利だ、と実感するようになりました。

今はダンナさんか私のどちらかが大体在宅して、
スマホを近くに置いておき、
アラームが鳴ると、おかあさんの身体の状態を確認して、
その後、見守りカメラでも確認、
(今はカメラは別に設置しています。
イデアクエストの方の話では、いずれはカメラ機能もつけるべく、
開発中とのことです。)

手伝いが必要そうだったら行く、という具合です。

アラームが鳴らなければ、自分の時間が持てるので、本当に助かります。

もしもそれがなかったら、年中誰かが一緒に居なければならないので、
私達の介護生活は、心身ともにもっと負担の大きいものになっていたと
思います。

それなりの値段なので、購入にはちょっと勇気が要りましたが、
(施設用の値段プラス、専用スマホと、あとwifi環境を整える必要があったので、
もう少しかかりました)
今後のことも考えると、良かったと思います。

介護保険でレンタルすることもできるそうですが、
まだ開発中の機器のため、開発の早さに法律が追いつかず、
カバーできない機能もあるそうです。
(介護保険では法律で決められた機能しか認められず、
新しい良い機能があっても、カバー外だと外さなければいけないそうです)
こういうものこそ、早く法律も対応してほしいなぁ、と思います。
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退院しました [嫁の記録]

おかあさんは、先月31日に退院しました。

退院直前のおかあさんは、
病院の手すりにつかまれば、ゆっくり数メートル歩ける程度で、
家での生活がどのようになるのか、予想がつきませんでした。

そこでまずは、おかあさんがベッドから一人で立ち上がっても安全なように、
部屋中に手すりをつけて頂きました。
と言っても、実際にどのぐらいの手すりが必要になるのか、
生活を始めてみないとわからないため、
レンタルで、突っ張り棒でつけるタイプの手すりです。

それから、隣に住む私達がすぐにヘルプに行けるように、
離床センサー(アウルサイト、という、AI技術を用いたシステム。
詳しい内容は、次の記事で)を設置して、
立ち上がろうとした時にすぐにわかるようにしました。

そして、立ち上がった後のおかあさんの様子を確認するために、
市販の見守りカメラ(要するに監視カメラ)も購入して、
部屋全体が見えるところ(食器棚の上)に起きました。

手すりと離床センサーに関しては、
退院日が決まってから時間がない中、
注文してから2週間ぐらいの間に急いで設置して頂いて、
何とか間に合いました。

退院して来た直後は、
おかあさんも部屋の様相の変わりようにびっくりして、
(特に手すりの突っ張り棒がジャングルのように・・・)
「これは何なのかしらねぇ?」
とおっしゃっていましたが、
部屋の中を歩く時には早速つかまっておられました。

私達にとって、一番の懸案であったのは、トイレでした。
病院ではほとんどおむつで済ませていたのが、
再びトイレに行けるようになるのか?
家のトイレまで歩いて行けるようになるのか?
パンツはどうするのか?

念のため、枕元に置けるポータブルトイレを借りて、
(ちょうど業者さんが、無料のデモがあるということで、
それをお借りしました。)
パンツはケアマネージャーさんのアドバイスで、
リハビリパンツを用意しました。

するとおかあさんは、初回から自分で立ち上がり、
ヨロヨロではありますが自分の足で歩き、
家のトイレに行かれました。

私達は隣の部屋で、それを離床センサー(アウルサイト)とカメラで確かめて、
すぐにおかあさんの部屋に向かいました。

リハビリパンツを替えたり、身体が汚れた時に拭いたりするところは、
私達の手伝いが必要でしたが、
あとはほとんど自分でできるので、私達はただ見守るばかり。

おかあさんの回復力はすごいなぁ。
あと、意識がすっかり入院モードになっていた(何でも人まかせ)のが、
少しずつ自宅での生活習慣を思い出して来るようでした。

今は、時々トイレが間に合わなかったり、
リハビリパンツから漏れてしまったりということはありますが、
(おかあさんの身体や動きに合うリハビリパンツを探すことも必要です)
基本的には自分でトイレに行く生活が取り戻せています。

それ以外の生活は、大体以前と同じです。
つまり、朝、昼、晩、そして寝る前(夜9時ぐらい)に、
ヘルパーさんが入って、お食事の用意や服薬等をして下さいます。
(私達が住んでいる地域は、定期巡回という制度があって、
一回の時間は短いけれど、一日何度もヘルパーさんが来て下さいます。)

あと、週に一度、看護師さん、
週に二度、マッサージとリハビリの先生、
月に二度、訪問医療の先生、
月に一度、訪問歯科の先生、という感じです。

歯については、もともと歯槽膿漏が悪かったのが、
手術の時の挿管で歯の根元がグラグラになったり、
入院中に差し歯が一本取れてしまったりと、
随分弱くなってしまっているのですが、
今までよりも柔らかめの食品にしたり、
大きなかたまりは細かく刻んだり、
一回の配膳量を少なくしたりすることで、
そこそこ食べられています。
(足りない栄養素は、今まで通り、栄養剤のラコールで補充)

退院前は、おかあさんのQOLがかなり低下することも
(いよいよ寝たきりになってしまうことも)
覚悟していたのですが、
私達が思っていたよりもお元気になり、
平穏な日常が戻って来つつあります。

それにしても、おかあさんのこのような平穏な日常のために、
たくさんの方々が準備して下さり、働いて下さっていることに
心から感謝です。

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